経歴を紹介しようかな(第2回)
大学の時サッカーを辞めてからは、紆余曲折。ギャンブルもしたし、歌舞伎町で働いて悪い人ともつるんだし、土下座したり、韓国人マフィアみたいな人接客してタクシー停めてチップもらったりしてた。
歌舞伎町で働きながら、学費を何とか工面した。結構大変だった。
大学4年の後期は、とうとう学費が払えなかった。
最後の最後で、足りなかった。学務課から除籍通知が家にも実家にも来たが、だれもどうにもできなかった。
お金を貸してくれとプライドを捨てて頭を下げて回った。なかなか貸してくれなかった。
世の中甘くないし、人とはそういうものなんだと感じた。
友だちは何人かは減ったかもしれない。
そんな中一人がお金を貸してくれた。
研究室の教授だった。
物腰やわらかいおばあちゃん先生で、研究生は俺だけだった。
(他の研究室を追い出されたため)
もうどうにもならない状況だったので、結構荒れていて久しぶりに大学に行くと、おばあちゃん先生が、優しい笑顔でぽんと封筒を置いた。
セブンイレブンの封筒だった。
おや?と思い、中をあけると、50万円入っていた。
!
これは結構衝撃的だった。
そもそも教授と金のやりとりなんか考えたこともなかった。
いつもと変わらず、優しい笑顔で一言言われた。
「ここまで頑張ってきたんだから、卒業はしなさいね。」
神様はいるんですね。
涙は枯れていたつもりでしたが、久しぶりに泣きました。
おばあちゃん先生も一緒に泣いていました。
泣きながら学務課に行ってそのまま払った。
この出来事は一生忘れないと思う。
返さなくていいからと言われたけど、そのあと何とか死ぬ気で稼いで、卒業時に返した。
そして、入社1年目の最初の給料で、少しですが、招待して恩返しをしました。
こんな出来事もあって、俺は二つの自分が生まれた。
①自分に優しくしてくれる人間は、自分が強くなって守れる人間になる。
②同世代のすねかじり虫たちには絶対負けない。
そんなこんなで今に至っているわけです。
結論、負けるわけにはいかんのですよ。。